加盟団体紹介
日本における疼痛の病態メカニズムの解明やその治療を基礎的あるいは臨床的に研究している人々がフィールドを超えて集まるアカデミックな学会です。
会員(約800名)は疼痛医学・医療に関わる生理学・薬理学/薬学・解剖学等の基礎医学者および様々な診療科・部門の医療従事者から構成され、本邦の疼痛医学・医療の先端研究の推進の中核的役割を担っています。
国際疼痛学会 (IASP) の日本チャプターとして世界中の疼痛研究者・医療者と連携して国際的な活動を行っており、国内外に向けて疼痛に関する啓発・啓蒙活動や研究発表・情報発信を行っています。
日本ペインクリニック学会は、痛みの診断と治療を専門とする医学を進歩・発展させ、その知識と技術の普及をはかることを目的としている学会です。
ペインクリニックはその主な治療手段として、薬物療法のみでなく神経ブロックや手術などの専門的手技を用います。これらは豊富な知識と適切な訓練の必要な手技であるため、当会では、専門医制度を設け、十分な訓練と経験に関する試験を実施し、合格した会員にのみ「ペインクリニック専門医」の呼称を許可しています。
会員(約4,800名)の多くは麻酔科医ですが、近年では、他科やメディカルスタッフも増加傾向にあり、多職種連携で日本国民のあらゆる痛みを克服することを目指しています。
慢性疼痛の研究を通じて、その病態の解明と適切な診断および確実な治療の進歩をめざし、画一的、形式的な運営に流れることなく、会員相互の自由な意見交換の場として設立された学会です。慢性疼痛に関する教育・研究、そしてその臨床に深く関わっておられる医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、鍼灸師や臨床心理士など多岐にわたる職種から構成され会員総数は約730名となっております。
慢性疼痛を持つ患者さんの“つらさ”を少しでも軽減できるように、本学会の多職種から構成されている特徴を生かし、基礎、臨床、研究、教育といった幅広い観点から、見つめていける学会運営を目指していきます。
日本腰痛学会は、腰痛に関する学際的研究の進歩発展、知識の普及を図ることにより国民の健康の増進に寄与することを目的とした学会です。国民の腰痛診療への需要と期待が増大する中、極めて重要な学会の一つとして機能しています。約1,000名の会員は腰痛の診療や研究に従事する医師、理学療法士、放射線技師など多職種から構成されています。腰痛の病態解明に科学的に取り組んでいくことが、日本腰痛学会に課せられた最も大きな使命です。そのためには、多職種で連携してエビデンスを発信していくことが鍵と考えています。
本学会は、「運動器の痛みの診療や研究に携わる多領域の医療従事者および研究者が集まり,痛みをより科学的な面から追求していく」ことを目的としています。会員(約800名)は、運動器疼痛の診療に関わる医師、理学療法士、看護師、公認心理師、基礎研究者など多くの職種の方々で構成されています。運動器の慢性痛は様々な要因が関与しているため、集学的診療が望ましいとされています。器質的要因を探るとともに心理社会的な要因も評価する必要があります。多面的な研究を通して、チーム医療で集学的に運動器慢性痛に立ち向かっていくユニークな学会です。
日本口腔顔面痛学会は口腔や顔面部の痛みに関する臨床医学と基礎研究を推し進め、口腔顔面痛(原因不明の歯痛、三叉神経痛、顎関節症など)から苦しんでいる患者を救済することを目標としている学会です。
会員(約800名)の多くは歯科医師であり、口腔生理学、歯科薬理学、口腔解剖学などの基礎研究者や口腔外科学、歯科麻酔学、一般臨床歯科医などの医療従事者から構成されています。本学会は日本における口腔顔面痛に関する医療の先端研究推進に向けて中核的役割を担っています。
また、口腔顔面痛の基礎研究や臨床を推し進めている国際学会(IASP、IADR、AAOT、AAOPなど)と連携し、国内外において口腔顔面痛に関する啓発活動、研究発表、情報発信などを積極的に行っています。
日本ペインリハビリテーション学会は,痛みとそれにともなう身体的・精神心理的・社会的障害に対し,基礎・臨床研究ならびにリハビリテーションの臨床実践を通してそれらの改善,回復を目指す学会です。
会員(約300名)は理学療法士と作業療法士が主ですが,加えて痛みのリハビリテーションに携わる多領域の医療専門職で構成されています。
本学会は,本邦における痛みのリハビリテーションに関する先端研究を推進する重責を担っています。また,痛み患者にとって有益な評価・治療法の開発・発展,人材育成,社会啓発ならびに情報発信を積極的に進めています。
日本頭痛学会の目的は、頭痛医療を向上させ、国民の健康、福祉増進に貢献することです。そのために頭痛医療に対する啓発、そして頭痛研究を推進し、頭痛の予防・治療を押し進めています。日本頭痛学会は、学術会議の開催、学術誌の発行に加え研究者、医療従事者の育成などの活動を行い、会員数は2500人を越えています。また、頭痛専門医の育成および認定を行い、患者さんに分かりやすく、レベルの高い診療システム作りへの貢献を目指しています。さらに、次世代の頭痛医療者育成の「Headache Master School Japan」、そして患者さんと共に「頭痛医療を推進する患者と医療従事者の会」という活動も行っています。